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12回目です。1年、1ダース。
今回は『プリキュア』について…?
こんな方向に話が進むとは、テーマを決めた時は思いもよらなかったよ!
『映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光レインボージュエルを守れ!』
ミルクとミルキィローズと美々野くるみと久保田志穂役で出演させていただいています。
「みてみて観てね!」

スペシャルコラム

仙台エリの【あっさり、エリ風味。】

なんとなく日々思っていることとか、思い出とか、声優って、仙台エリって、普段なにしてるの? とか。……らくがき帳にしてもいいですか?


最終回(第12回) プリキュア魂…?-2010.03.25 new


映画を観てきました。
2010年3月20日に公開になった、『映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光レインボージュエルを守れ!』

私は、ミルキィローズ役で出演させていただいています。
自分で出演しておいてなんですが、観終わったあとに前向きに純粋になれる、とてもキラキラした素敵な映画です。
プリキュアたちの、どんな時でも絶対あきらめない強さ。仲間を想う気持ち。大切な人を守りたいと思う心。
こんなにストレートに夢や希望がつまっている作品、なかなかないな……って思います。

いろんなところでお話しさせていただいているんですが、「プリキュア」は私にとって本当に大切な作品なんです。
声優になったからには、いつかは変身するヒロインを演じてみたいと思っていたし。
子供たちが大人になったときに「あれ観てたよね、懐かしいなぁ」って思い出してもらえる作品……私たちの世代で言えば『魔法の天使 クリィミーマミ』みたいな夢と魔法がたくさんつまった作品に出たーい! っていつも言っていました。
いまでこそ“初代プリキュア”って言われるようになった『ふたりはプリキュア』にも主人公のクラスメイト役で出演させていただいていたので、まさに念願かなってという感じなんです。

映画が公開されたときには絶対に「プリキュア」のことを書こう! と思っていたのですが、いざ書こうと思うと想いが強すぎてなのか、スラスラ言葉が出てこない。
どうしたらいいのか分からない。
作品や演じている役に対することはラジオや取材でお話しさせていただいたから、また同じ話を繰り返し言うような事になってしまうし。

映画の内容は、私が感じた印象を伝えてからじゃなくて、まっさらな状態で観てほしいなぁと思うし。
うーん……と悩んで、歴代「プリキュア」の主題歌を聞き返していた時、心臓をぎゅってつかまれたみたいに切なくなって涙があふれていました。
平日の、お客さんが割といるバスの中で。
恥ずかしいやら、なんでこんなことになったのか意味が分からないやら。

そこではっと気がついたのは
「プリキュアは私がもう持っていないかもしれない、自分の気持ちに素直になる事を持っている作品だからだ」ってこと。

プリキュアの主人公たちは、自分や仲間の事を信じていて疑わない。
くじけたり、悩んだりしても、決してあきらめたりはしないし、自分より大きな壁にもとりあえずよじ上ってみる。やってみるし、言ってみるし、行ってみる。

私はといえば、出来ないかもしれない事は保険をかけるように成功するまで言わなかったり。
マイナスな魔法の言葉で、届きそうなものまで遠ざけたり。
そういうものに守られて、保っていくたび、いつの間にか先にも進めず後にも戻れず、ずっとその場に立っていたのかもしれない。
大人になるってそういうことなのかもしれないけど。

「できる」「できない」「がんばればいけそう」を、判断して踏み出すか否かを決める。
できれば痛い思いや辛い経験はこれ以上増やしたくないし、涙よりも笑顔を選択したい。
でもそれって今まで自分が経験してきた事を判断材料にしているだけで、やってみたら意外といけるかもしれないし、見た目が不味そうでも中身はおいしいかもしれない。
苦い経験は、結果的に成長できる良いきっかけに変わるかもしれない。

昔は経験がないなかで手探りでも失敗しても、最終的には前に進めていたハズなのに。
いつのまにか自分に制限をかけた中でしか生きられなくなっていたことに気がついて、これはつまらない大人になっている!と思ってがっくりした。
「プリキュア」の持っている前向きなエネルギーに、「本来はみんな、プリキュアと一緒の気持ちをもっていたでしょ?」って言われたような気がした涙でした。

今回、私個人の何を書いても良い場所でひとつの作品を取り上げてお話しすることは実はとっては冒険で。

まだお仕事を始めて間もない頃
「特定の作品を取り上げて大切だとか大好きだとか言うのは、ほかの作品に失礼。だから平等に話題にするべき」
って、言われたことがあって。
まだ10代だった私は、「そのとおりだと思う」って自分が今までやっていたことにショックを受けて申し訳ない気持ちになった。

そこで私の悪いところは「だったら、そう思われないように思い入れとかを話さなければいいんだ」って全部に蓋をしちゃったところ。
好きなものを好き、素敵なものを素敵というのは良いことなのに。
なんであのときの私は、怖くなってネガティブにとらえてしまったんだろう。

今回、プリキュアたち17人に思いっきり背中を押された形でこんなお話を書くことになりました。
意外な方向に話が進んじゃって……
いいのかな? いいんだよね!

私の人生の様々なきっかけをくれた『プリキュア』しかも、オールスターズ!

今回は『ハートキャッチプリキュア!』の二人を中心にお話が進んで行きます。
画面の中をクルクルと、かわいくかっこ良く動き回るプリキュアたちを是非是非劇場で観てほしいです。
大きいスクリーンで観ているはずなのに、狭いよスクリーン! って思うほどだから!

監督の大塚隆史さん(なんと私と同年代!)に「何か気がついたことがあったら、感想ください」って言われてるから、伝えなくちゃ。
「アフレコでストーリーやどんな絵になるのかは分かってるはずなのに、ドキドキしっぱなしだった」って!!

プロデューサーの鷲尾天さんをはじめとするスタッフのみなさんのまっすぐな熱意に、感動して尊敬して勉強させてもらおうっていつも思っています。
こんな素敵な作品に関わることができて、私は本当に幸せ者です。


さて、今日はお知らせしなくてはいけないことがあります。

実は今回でこのコラムは最終回!
このような機会を提供してくださった月刊アニメージュさん、本当にどうもありがとうございました。
自分のことを考えて、まとめて、誰かに伝えて行く作業。
改めて気がついた、自分でも気がつかなかった自分のこと、たくさんありました。
それが誰かの目に触れて、少しでも誰かの心に触れているといいな。

ずっと私のお話に付き合ってくださったみなさん、本当にどうもありがとうございました。
またお会い出来る日を祈って、またね〜!


◆『いばらの王 King of Thorn』HP= http://www.kingofthorn.net/jp/

◆『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光 レインボージュエルを守れ!』HP↓
 http://www.precure-allstars.com/


『映画プリキュア』
▲アフレコスタジオに貼ってあったポスター前にて。
キュアレモネードの伊瀬茉莉也ちゃん、
キュアドリームの三瓶由布 子ちゃんと一緒に♪
久しぶりに会ったのに、そんなこと全然感じさせない空気感。
プリキュアの結束力は強い!
髪の毛切った
▲キュアマリンの水沢史絵ちゃんと。
初日の舞台挨拶が終わって、お昼ご飯いただきま〜す!
な一枚なのです。
元気でおしゃれさんなところ、
史絵ちゃんはマリンにそっくりだよ!

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